検査課では、1.5m・2m・3mと対応幅が異なる3つの機械を稼働しています。その中でも、私が担当しているのは最大3m幅対応の機械。加工された生地を機械にセットし、動かしながら欠点がないかを確認していきますが、範囲が広いためかなりの集中力を使います。大事にしているのは、ただ“見る”のではなく“意識して視る”こと。生地の特徴を把握して、チェックポイントを意識しながら確認することで、欠点を見逃さないよう工夫しています。製品として納品される前の最終門番とも言える業務なので、責任感とやりがいを感じています。

入社後は先輩にマンツーマンで仕事を教えていただきました。検査を円滑に進めるコツや、他部署の方とのコミュニケーションの大切さなど多くのことを学び、2年目から一人で業務を担っています。今は、検査課における仕事の振り分けも担当しており、1日の検査ノルマが決まっているため、課内全員で協力して取り組んでいます。業務自体は一人で行うものですが、「一緒に頑張ろう」と助け合える働きやすい環境です。コーテックで扱う製品は生活に身近なものが多いため、この仕事を始めてから「自分が消費者だったら」と考えるようになりました。製品を最高の状態で手にしてほしいと思うと検査にも力が入ります。